診療案内
骨粗しょう症
骨粗しょう症は、骨の密度や強度が低下し、骨がもろくなることで骨折しやすくなる病気です。閉経後の女性や高齢の男性に多くみられますが、若い人でも栄養や運動不足などの影響で発症することもあります。
骨粗しょう症になる人の割合は年齢が高くなるほど上がり、50歳以上の女性の3人に1人が骨粗しょう症にかかっています。
基本的に40歳以上の女性は保険適用となりますが、当院では保険適応に該当しないと思われる方も、骨ドック(自費診療)で対応できます。ご予約不要で検査が可能ですので、お気軽にご相談ください。
骨粗しょう症のセルフチェックは、下記のリンク先をご活用ください。
https://www.jpof.or.jp/osteoporosis/selfcheck/

高齢者に多い4箇所の骨折
ももの付け根
大腿骨近位部
骨折

太ももの付け根の骨折です。転倒によって起こります。骨が弱くなっている高齢者に多くみられます。寝たきりの原因になることが多い部位です。
背骨
脊椎圧迫
骨折

背骨の骨折です。尻もちや転倒、ものを持ち上げたときに起こります。骨粗しょう症が進行すると、普段の生活動作の中でも起きても痛みを全く感じず、「いつのまにか骨折」と言われることもあります。
腕の付け根
上腕骨近位部
骨折

腕の付け根の骨折です。転んで手をついたり、肩を直接打ちつけたりして起こります。
手首
橈骨遠位端
骨折

手首の骨折です。つまずいて転び、手をついたときによく起こります。
当院の骨粗しょう症検査について
こんな方は検査をおすすめします
当院での検査内容
当院の骨粗しょう症治療について
骨粗しょう症の治療薬には、いくつかの種類があり、それぞれの目的や体質に応じて使い分けます。
当院では、検査結果と患者さんのライフスタイルに合わせて、患者さんが安心して続けられる治療を一緒に考え、定期的な再評価やフォローを行っていきます。
経口薬(飲み薬)
ビスホスホネート系 | 骨の吸収を抑える薬。週1回または月1回の服用。 |
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選択的エストロゲン受容体調整薬(SERM) | 女性ホルモンに似た働きで骨を守る。 |
ビタミンD製剤 | カルシウムの吸収を助け、骨代謝を整える補助薬。 |
注射薬(当院で対応可能なもの)
ボンビバ・ボナロン(ビスホスホネート薬) |
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プラリア(抗RANKL抗体薬) |
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テリボン(副甲状腺ホルモン薬) |
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イベニティー(抗スクレロスチン抗体薬) |
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